パン作りが大好きなくまさんとしろくまさん。
お店を開いて、おいしいパンを作り続けていました。
ある日、お客さんから「一番おいしいパンは何ですか?」と聞かれました。
でも、くまたちは自分のパンがいちばん美味しいと思っていたため、
どうしても自分のパンをおすすめすることができませんでした。
そのためお店がお休みになってしまったのですが、
そこへやってきた動物の王様、かばのパンがとってもおいしそう。
これはどんなお話なのでしょうか？ぜひ一緒に見ていきましょう。
あらすじは？どんな内容？
パン屋を開いたくまさんとしろくまさん。
お客さんに一番おいしいパンをおすすめするよう求められますが、
くまたちは自分のパンこそがいちばんだと譲りません。
そのためお店がお休みになってしまいます。
そこに王様のかばがやってきて、「まかせなさい」と言います。
かばがパンを焼くと、それがほわっと甘くてピリッと辛いおいしいパンだったのです。
くまたちはかばのパンの味に感動し、お店を再開できるようになります。
パンをめぐる動物たちのお話は、楽しく温かい気持ちになれる内容となっています。
対象年齢は？
この絵本は、2歳、3歳、4歳、5歳の子供たちに向けて作られています。
お店を開くくまたちの姿や、パンをめぐる出来事が描かれているので、
幼い子供たちでも楽しく読み聞かせができると思います。
読み聞かせのコツ
この絵本は登場人物が動物たちなので、
それぞれの動物の鳴き声を真似して読み聞かせるのがおすすめです。
また、パンを焼く場面では、香りや手触りを想像させるように
声の抑揚を変えたり、擬音語を使ったりするのがよいでしょう。
子供たちの想像力を刺激しながら、楽しく読み聞かせができます。
絵本のおすすめポイント
この絵本の1つ目のおすすめポイントは、パンを中心とした楽しい物語だということです。
くまたちのパン屋さんを舞台に、動物たちの交流や出来事が描かれているので、
子供たちも登場人物に共感しやすく、ストーリーに引き込まれていきます。
パンを焼く場面では、香りや食感、美味しさが伝わってくるようなイラストも魅力的です。
2つ目のおすすめポイントは、お互いを尊重し合うメッセージが込められていることです。
くまたちはそれぞれのパンが一番だと主張しますが、
かばのパンを食べて感動するなど、互いの良さを認め合う姿勢が描かれています。
子供たちにも、自分の意見を主張しつつ、相手の意見も大切にすることの大切さを
伝えてくれる素敵な絵本だと思います。
この絵本はなにを教えてくれる？
この絵本は、自分の意見を主張することの大切さと同時に、
相手の意見を尊重することの大切さを教えてくれます。
くまたちはそれぞれのパンが一番だと主張し続けましたが、
結局は他者の意見を受け入れることができませんでした。
そのため、お店を閉めざるを得なくなってしまいます。
しかし、かばのパンを食べて感動したことで、
自分の意見と他者の意見のバランスを取ることの重要性に
気づくことができたのだと思います。
子供たちにも、自分の気持ちを大切にしつつ、
相手の立場に立って考えることの大切さを
教えてくれる素敵な絵本だと言えるでしょう。
自己主張と他者理解のバランスを取ることは、
子供たちの社会性を育む上で非常に重要な要素です。
この絵本を通して、そのことを学んでいってほしいですね。
どんな子供におすすめ？
この絵本は、2歳から5歳くらいの幼い子供たちにおすすめです。
動物たちが登場し、楽しいストーリー展開になっているので、
年齢の低い子供たちでも十分に楽しめる内容になっています。
また、パンを中心とした物語なので、
食べ物に興味のある子供たちにも人気が出そうです。
さらに、自分の意見と他者の意見のバランスを取る大切さを
学べるメッセージが込められているので、
思いやりの心を育むのにも適しているでしょう。
こんな素敵な絵本を、ぜひ多くの子供たちに読んでもらいたいですね。
編集部レビュー
パン作りが大好きなくまさんとしろくまさんが、
お客さんからパン選びに悩まされる中で、
王様のかばが登場してくれるというストーリー。
動物たちが登場することで子供たちも
読み物に引き込まれやすく、
パンを焼く場面の描写も鮮やかで美味しそうです。
特に、くまたちが自分のパンを一番だと譲れずに
お店をお休みにしてしまう場面は、
子供たちにも共感しやすいポイントだと思います。
そして最後に王様のかばが登場し、
おいしいパンを作ってくれることで、
くまたちも自分の意見と他者の意見のバランスを
取れるようになるというメッセージが伝わってきます。
自己主張と他者理解のバランスを学べる内容は、
2歳から5歳くらいの子供たちにぴったりだと思います。
楽しい物語と温かいメッセージが詰まった、
素敵な絵本だと編集部では評価しています。
(編集部)
くまくまパンの対象年齢やあらすじや内容、何歳向けかをまとめました
この絵本は、2歳から5歳くらいの幼い子供たちを対象としています。
パン屋さんを営むくまさんとしろくまさんが、
自分のパンがいちばんおいしいと主張し合うというお話。
そこへ王様のかばがやってきて、
おいしいパンを作ってくれることで、
くまたちも自分の意見と他者の意見のバランスを
取れるようになるというメッセージが込められています。
動物たちが登場する楽しい物語の中に、
子供たちにも大切な思いやりの心を伝えてくれる
素敵な絵本だと言えるでしょう。
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