子どもたちの想像力を刺激する、楽しい絵本「いなかのネズミとまちのネズミ」をご紹介します。
いつものネズミの暮らしとはまるで違う、まちの豊かな生活を垣間見ることができる素敵な物語です。
想像力いっぱいに羽ばたいて、ネズミたちの冒険を一緒に楽しみましょう。
あらすじは？どんな内容？
いなかに住むネズミが、まちに住むネズミの招待を受けてまちに行くという物語です。
いなかのネズミは、まちのネズミの家に入ると、そこにはチーズやはちみつ、たくさんのおいしそうなお菓子が置いてあり、驚きます。
「きみは毎日こんなものを食べているのですか」と尋ねると、まちのネズミは「そうです。きみもまちへ引っ越せばいいのに」と答えます。
いなかのネズミは、まちの生活を楽しみながら、人間が部屋に入ってきて慌てて逃げ出す、というハプニングにも巻き込まれます。
対象年齢は？
『2歳』『3歳』『4歳』の子どもたちにおすすめの絵本です。
ネズミたちの楽しい冒険を通して、子どもたちの想像力と好奇心を刺激することができます。
読み聞かせのコツ
絵本の登場人物であるネズミたちの動きや表情を、読み手自身が生き生きと演じることで、子どもたちの興味を引くことができます。
また、まちのネズミの家にあるさまざまな美味しそうなお菓子の描写を丁寧に読むことで、子どもたちの味覚の想像力を膨らませることができます。
物語の展開に合わせて、テンポよく読み進めていくことも大切です。
絵本のおすすめポイント
この絵本の１つ目のおすすめポイントは、いなかのネズミとまちのネズミの対比です。
いなかのネズミが普段食べているものと、まちのネズミが食べているものの違いを、具体的な描写を通して感じられるのが楽しいです。
また、まちのネズミの豊かな暮らしぶりに、いなかのネズミが驚く様子は、子どもたちの心に強く残るはずです。
２つ目のおすすめポイントは、ネズミたちが人間の部屋に入って慌てて逃げ出す場面です。
人間の存在に驚くネズミたちの反応は、子どもたちにとって新鮮な体験になるでしょう。
ネズミたちの小さな体に対して、人間がどれほど大きいかがよくわかる場面だと思います。
この絵本はなにを教えてくれる？
この絵本は、新しい環境に適応していく大切さを教えてくれます。
いなかのネズミは、最初まちのネズミの暮らしに戸惑いますが、次第に慣れていき、楽しむようになります。
子どもたちにも、自分の生活環境とは違う場所に行った時の不安や戸惑いを感じさせ、それでも柔軟に適応していくことの大切さを伝えてくれるはずです。
また、お互いの違いを認め合い、尊重し合うことの大切さも、ネズミたちの交流を通して感じられるでしょう。
どんな子供におすすめ？
この絵本は、新しい環境に興味関心が高く、好奇心旺盛な子どもたちにぴったりです。
いなかのネズミがまちに行って驚くシーンなど、子どもたち自身が同じような経験をした時の気持ちに重ね合わせることができるはずです。
また、お菓子やチーズなど、子どもたちが大好きなものが描かれているので、食べ物への興味関心も刺激されるでしょう。
ネズミが主人公というのも、子どもたちにとって親しみやすく、楽しみながら物語に引き込まれていくことができます。
編集部レビュー
いなかのネズミがまちのネズミの招待で訪れるという、子どもたちにもよくわかるシチュエーションから物語は始まります。
いなかのネズミが見たことのないような豊かな食生活に驚き、それでも次第に楽しみながらまちの生活に溶け込んでいく様子は、子どもたちの想像力を豊かに刺激してくれるでしょう。
また、ネズミたちが慌てて逃げ出す人間登場のシーンは子どもたちの興味を引きつけ、ネズミの小ささと人間の大きさの対比を楽しむことができます。
この絵本は、新しい環境に興味関心が高く、食べ物への好奇心旺盛な2歳から4歳くらいの子どもたちにぴったりのおすすめ作品です。(編集部)
いなかのネズミとまちのネズミの対象年齢やあらすじや内容、何歳向けかをまとめました
この絵本の対象年齢は2歳から4歳で、いなかのネズミがまちのネズミの招待で訪れ、まちの豊かな生活に驚きながらも徐々に楽しむ様子が描かれています。
ネズミたちの小さな体と人間の大きな存在の対比も描かれており、子どもたちの想像力と好奇心を刺激する楽しい物語です。
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