未来のだるまちゃんへの対象年齢は?絵本のあらすじや内容、何歳向け?

未来のだるまちゃんへ

未来のだるまちゃんへ

著者: 加古 里子

出版社: 文藝春秋

出版日: 2016

ISBN: 9784167907587

ジャンル: 空想
対象年齢: 2歳3歳4歳
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絵本作家かこさとしが贈る、希望に満ちたメッセージ。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』などで知られるかこさとし先生の初めての自伝的作品が登場しました。
本書は、戦時中の迷い道を進んでこられた著者が、子どもたちとの出会いによって絵本を生み出していく過程を綴った感動的な1冊です。
90歳の長い人生の中で、さまざまな障壁に立ち向かってこられた同氏の思いに触れることができますよ。

あらすじは?どんな内容?

本書は、絵本作家かこさとしさんの初の自伝的作品です。
著者は19歳で敗戦を迎え、大人たちの態度の変化に失望します。
そんな中、「子どもたちのために役立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになります。
そこでの子どもたちとの出会いが、かこさんの絵本創作の原点となったのです。
サラリーマンとの二足のわらじ生活や、自身の子育て、震災と原発事故を経て思うこと等、著者の秘話が綴られています。
柔らかな文体で読みやすく、絵本に込めた願いや、尊敬してやまない子どもたちへの想いに、深い含蓄が感じられます。
『ぐりとぐら』の中川李枝子さんも、かこさんとの出会いについて寄稿しています。
90歳の国民的絵本作家が、親子全てに贈る、希望に満ちたメッセージが詰まった1冊です。

対象年齢は?

この絵本は、一般向けの作品です。
子育て中の親御さんから、絵本が好きな大人まで、幅広い年齢層の方におすすめです。
90歳の著者の人生観や、子どもたちへの思いを知ることができる一冊となっています。

読み聞かせのコツ

本書は、かこさとしさんの生きざまが綴られた自伝的作品です。
子育ての苦労や、絵本創作の原点となった子どもたちとの出会いなど、大人になって振り返ってみると深い意味を持つエピソードが盛りだくさん。
読み聞かせの際は、子どもの年齢に合わせて、解説を加えたり、著者の思いを丁寧に伝えるように心がけましょう。
親子で一緒に読むことで、「絵本を通して子どもと触れ合う」大切さを感じ取ってもらえるでしょう。

絵本のおすすめポイント

第1のおすすめポイントは、90歳の著者が初めて自身の人生を明かしたという点です。
戦時中の混乱から、絵本作家として成長していく過程が生き生きと描かれています。
子どもたちとの出会いが、著者の原点となったことがよくわかります。
第2のおすすめポイントは、著者の柔らかな語り口調です。
敗戦を経験し、大人たちの変化に失望した著者でしたが、子どもたちに希望を見出していく過程が、優しく丁寧に綴られています。
第3のおすすめポイントは、中川李枝子さんによる文庫解説です。
かこさんとの出会いについて書かれた一文は、かこさんの人となりを知る上で重要な一助となっています。

この絵本はなにを教えてくれる?

本書は、絵本作家かこさとしさんの生きざまを描いた1冊です。
物語の主軸は、著者自身の人生歩みです。
戦時中の混乱の中で、大人たちの変化に失望しながらも、子どもたちへの思いを胸に歩み続けた著者。
そんな著者の生き方から、私たちは多くのことを学ぶことができます。
例えば、時代の荒波に翻弄されながらも、あきらめずに前を向き続ける強さ。
そして、子どもたちに寄り添い、希望を与え続ける優しさ。
さらに、絵本を通して子どもたちとつながり、喜びを感じる楽しさ。
90歳を過ぎた今も現役で活躍し続ける著者の「生きる喜び」を感じ取ることができるはずです。
この1冊を通して、私たち大人も、子どもたちとの絆を深めていくヒントが得られるでしょう。

どんな子供におすすめ?

本書は、一般的な絵本とは少し異なる性質を持っています。
そのため、絵本に興味のある子どもから、絵本作家に憧れる子どもにも、おすすめできる1冊です。
具体的には、普段から絵本を楽しむ2~4歳の子どもたちはもちろん、
将来的に絵本作家を目指したいと考えている小学生の子どもたちにも、
この作品を通して、絵本の背景にある思いを知ることができるでしょう。
また、絵本を通して子どもと触れ合うことを大切にしている親御さんにも、
本書は必読の1冊となっています。
子育て中の親御さんが、この本を手に取り、著者の人生に共感することで、
子どもたちとの絆をより深めていくことができるはずです。

編集部レビュー

この絵本は、絵本作家かこさとしさんの自伝的作品として大変興味深いものでした。
戦時中の混乱の中で、大人たちの変化に失望しながらも、子どもたちに希望を見出し続けた著者の生き方は、感動的です。
そんな著者が、絵本を通して子どもたちとつながり、喜びを感じ続けてきた過程が、生き生きと描かれています。
特に、セツルメント活動で出会った子どもたちが、著者の絵本創作の原点となったことは印象的でした。
柔らかな語り口調から、90歳を過ぎた今も現役で活躍し続ける著者の「生きる喜び」が感じ取れます。
絵本を通して子どもたちの心に寄り添い、希望を与え続ける著者の姿勢は、子育て中の親御さんにとっても大変参考になるはずです。
この1冊を通して、私たち大人も、子どもたちとの絆をより深めていくヒントが得られるでしょう。(編集部)

未来のだるまちゃんへの対象年齢やあらすじや内容、何歳向けかをまとめました

本書は、絵本作家かこさとしさんの初の自伝的作品です。
戦時中の迷走を経験しながらも、子どもたちとの出会いによって絵本創作の喜びを見出していく著者の歩みが描かれています。
対象年齢は主に一般向けですが、絵本好きの大人から、絵本作家を目指す子どもたちまで、幅広い層におすすめの1冊となっています。
柔らかな語り口調に加え、中川李枝子さんによる文庫解説もあり、著者の人となりをより深く知ることができます。
90歳を過ぎた今も現役で活躍し続ける著者の「生きる喜び」に触れることができる、希望に満ちた1冊です。

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