空の高い崖の上、古びた石の家に一匹の猫が暮らしています。
その猫が見つけた一つの不思議な石は、次第に大きくなっていきます。
この絵本『ねことことり』は、その不思議な石をめぐる、幻想的で美しい物語です。
猫のちょっとした出会いが、ひとつの特別な物語につながっていく。
子どもから大人まで、夢中になって読めるファンタジックな絵本です。
あらすじは？どんな内容？
高い崖の上にある古い家に、一匹の猫が暮らしています。
ある朝、その猫が見つけたのは色とりどりに輝く不思議な石のようなもの。
不思議なことに、その”石”は次第に大きくなっていきます。
やがて、それはまるで生き物のような動きを見せ始め……。
この土地では昔から、ふしぎなことが起こるといわれていました。
猫が出会った”不思議な石”は、一体何なのでしょうか。
小さな出会いが、やがて大きな物語につながっていく、想像力あふれるファンタジーです。
対象年齢は？
『ねことことり』は、3歳、4歳、5歳の子どもたちにおすすめの絵本です。
不思議な出来事が展開する物語は、子どもたちの好奇心をかきたて、想像力を刺激します。
繊細で美しい絵も、子どもたちの目を引きつけ、夢のような世界に引き込んでいきます。
読み聞かせのコツ
この絵本は、ファンタジーの世界観を大切にしながら読み進めましょう。
不思議な出来事が起こるたびに、子どもたちと一緒に「どうなるのかな?」と考えながら、ゆっくりと物語を楽しみましょう。
絵本の細部にも注目しながら、子どもたちの反応を見ながら読み進めると良いでしょう。
想像力いっぱいの素敵な物語を、じっくりと味わってみてくださいね。
絵本のおすすめポイント
『ねことことり』の大きな魅力は、何といっても繊細で美しい絵です。
作者の”なかの真実”さんは、細密で繊細な画風で知られる絵本作家です。
この絵本でも、色鮮やかな自然や、猫の表情、不思議な石の描写など、ディテールにこだわった丁寧な絵が印象的です。
子どもたちの目を釘づけにする美しさと、ファンタジックな物語が融合した、まさに”絵本の醍醐味”が詰まった一冊です。
また、この絵本の魅力は、想像力を掻き立てる不思議な展開にも注目です。
最初は単なる”石”だった不思議なものが、どんどん大きくなっていく。
その変化を追っていくうちに、自然と子どもたちの想像力が膨らんでいきます。
“一体どうなるのだろう”と、ワクワクしながら物語に引き込まれていきます。
ファンタジーの世界に思わず引き込まれてしまう、不思議な魅力があるのです。
この絵本はなにを教えてくれる？
『ねことことり』は、小さな出会いが大きな物語につながっていくことを教えてくれます。
始まりはたったひとつの不思議な石の発見。
しかし、それがきっかけとなって、次第に大きな出来事が起こっていきます。
作者は「出会いは、お互いにとって特別な偶然。
だれかと関わることでその人が鏡となり、自分が映しだされていく」と話しています。
ひとつの小さな出来事が、想像もつかないところに繋がっていく。
そんな不思議な関係性を、子どもたちに伝えてくれる絵本なのです。
そして、この絵本は、子どもたちの好奇心と想像力を大切にすることも教えてくれます。
次第に大きくなっていく不思議な石。
子どもたちは、一体それがどうなるのだろうと、夢中になって見守ることでしょう。
そうした子どもたちの探究心を大切にし、ファンタジーの世界をのびのびと楽しめるよう導いてくれるのが、この絵本の素晴らしいところなのです。
どんな子供におすすめ？
『ねことことり』は、想像力豊かな子どもたちにぴったりの絵本です。
不思議な出来事が次々に起こる物語に、夢中になって引き込まれていくでしょう。
好奇心旺盛で、ファンタジーの世界を楽しむことができる3歳、4歳、5歳頃の子どもたちにおすすめです。
また、絵本の細部まで丁寧に観察する子どもにも、きっと魅力的に映るはずです。
絵本を通して、自然と想像力が育まれていくはずです。
さらに、物語の背景にある”出会い”の意味を、少しずつ理解できるようになってきた年齢の子どもにも、この絵本はおすすめです。
出会いやつながりが、思わぬところに広がっていく様子を感じ取れるでしょう。
自分自身との出会いや、他者との出会いについて考えるきっかけにもなるかもしれません。
絵本を通して、深い何かに出会えるはずです。
編集部レビュー
絵本『ねことことり』は、絵本作家”なかの真実”さんの幻のデビュー作品として、大きな注目を集めています。
高い崖の上の古い家に住む猫が出会った”不思議な石”をきっかけに、ファンタジックな物語が展開していきます。
作者自身が「出会いは特別な偶然」だと話す通り、小さな出会いから大きな物語が生まれていく様子に、子どもたちは引き込まれていくでしょう。
繊細で美しい絵とともに、想像力いっぱいのストーリーを楽しめる一冊です。
好奇心旺盛な3歳から5歳くらいの子どもたちにおすすめですが、大人もきっと夢心地になれる絵本だと思います。(編集部)
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この絵本『ねことことり』は、3歳、4歳、5歳の子どもたちを対象としたファンタジックな物語です。
高い崖の上にある古い家に暮らす猫が、不思議な石のようなものを発見するところから物語が始まります。
その石が次第に大きくなっていく様子を描いた、想像力を掻き立てる内容になっています。
美しい細密画で描かれた絵と、心を奪われるような物語展開が特徴の、子どもから大人まで楽しめる一冊です。
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