おにたちがじごくから地上にやってきて、人間に地獄のパンを広めようとするはずが、人間の口に合わず苦労しているというユニークな設定の絵本「おにのパンや」。おっちょこちょいのあかおに、食いしんぼうのあおおに、そして生意気なねこおにが繰り広げる珍道中を描いた、楽しくて笑える1冊です。
あらすじは？どんな内容？
えんま様から「人間の世界で地獄のパンを広めてこい！」と指示を受けた「おにのパンや」のおにたちは、地上にやってきました。しかし、おにたちが作るパンは人間の口に合わず、硬くて熱くて、びりびりし過ぎていたようです。おにたちはせっかく地上に来たのに、パンが売れずに困っています。そこで、人間の好みのパンを作るべく奔走するのですが、なかなか良いアイデアが浮かびません。果たして、おにたちは地獄のパンを広められるのでしょうか。ユーモアたっぷりのおにたちの珍道中を追いかける、楽しくて笑える物語です。
対象年齢は？
この絵本の対象年齢は、[‘2歳’, ‘3歳’, ‘4歳’]向けとなっています。おにたちのおふざけや冒険が子供たちの興味をひきつけ、楽しい時間を過ごせるはずです。
読み聞かせのコツ
この絵本は、おにたちの個性的なキャラクターが面白いので、登場人物の声を分けて読み分けるのがオススメです。また、パンが熱すぎたり固すぎたりするシーンでは、子供たちにその感触を想像してもらうのも良いでしょう。さらに、おにたちが人間のパンを模索するシーンでは、子供たちにどんなパンが良いか聞いてみるのも楽しいかもしれません。
絵本のおすすめポイント
この絵本の最大の魅力は、おっちょこちょいなあかおに、食いしんぼうのあおおに、そして生意気なねこおにという、個性的で憎めないキャラクター群です。彼らが繰り広げるドタバタ劇は、子供たちの大爆笑を誘うでしょう。また、塚本やすし先生の迫力満点のイラストも見どころの1つです。おにたちの姿や表情が生き生きと描かれ、物語に深みを添えています。
さらに、この絵本にはじごくの秘密が隠されているかもしれません。謎のキーマン「じごくのかまどおやじ」の存在に注目が集まるはずです。じごくからの指令を果たそうとする一方で、人間の心を掴もうと奮闘するおにたちの姿は、子供たちの共感を呼ぶでしょう。
この絵本はなにを教えてくれる？
この絵本は、失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さを教えてくれます。おにたちは、最初は地獄のパンを作るよう指示されていましたが、人間の反応を見てすぐに方針を変え、人間に合ったパンを作ろうと頑張っています。中々上手くいかず苦労する様子が描かれますが、最終的には何か良いものを見つけられるのではないかと期待を持たせてくれます。
また、おにたちが互いに協力しながら課題に立ち向かっていく姿は、友情の大切さも教えてくれます。個性の異なる3人のおにたちが、時に対立したり困惑したりしながらも、最終的には助け合って課題を解決していく様子に、子供たちは感動するはずです。
どんな子供におすすめ？
この絵本は、2歳から4歳くらいの子供におすすめです。おにたちの個性的な性格や、熱くて固いパンの描写など、子供ならではの感性に響く要素が盛りだくさんです。特に、おにたちの奮闘ぶりや、人間のパンの好み探しなどの展開に、子供たちは大いに興味をひかれるのではないでしょうか。
また、この絵本は子供の想像力を刺激してくれます。じごくというファンタジックな設定の中で、おにたちがどのように人間の世界に適応していくのかを追体験できるでしょう。そしてその過程で、子供たちは自分なりの答えを見つけられるかもしれません。
編集部レビュー
この絵本、まさかの”じごくのパン”を広めに来た”おにのパンや”の珍道中を描いたユニークな作品です。個性豊かなおにたちの冒険と奮闘ぶりが面白くて笑えます。パンが売れないと地獄に帰れないというピンチにおかれた彼らが、人間の好みに合ったパンを必死に探す様子に、子供たちは食い入るように聞き入るはずです。
特に登場キャラクターの魅力が光る1冊です。おっちょこちょいのあかおに、食いしんぼうのあおおに、そして生意気なねこおにという個性豊かなおにたちが、お互いに協力しながらも時には対立するなど、子供ならではの行動を繰り広げます。これらのキャラクターが醸し出すユーモアと、塚本やすし先生の迫力満点のイラストが見事に融合しています。
さらに、おにたちが人間の心をつかもうと奮闘する過程で、子供たちも一緒にパンのアイデアを考えられるのも魅力的です。失敗を恐れずにチャレンジし続けるおにたちの姿勢は、子供たちに前向きな気持ちを与えてくれるでしょう。(編集部)
おにのパンやの対象年齢やあらすじや内容、何歳向けかをまとめました
\この絵本は2歳から4歳ごろの子供たちを対象としたファンタジー絵本です。じごくから地上に来た”おにのパンや”のおにたちが、人間に地獄のパンを広めようとするものの、うまくいかず苦労する様子が描かれています。おっちょこちょいなあかおに、食いしんぼうのあおおに、そして生意気なねこおにという個性的なおにたちが繰り広げる珍道中は、子供たちの大きな笑いを誘うことでしょう。また、最終的には人間の心をつかむパンを見つけられるのか、その過程に子供たちの想像力が刺激されます。この絵本は、失敗を恐れずにチャレンジし続ける姿勢や、友情の大切さなども学べる素晴らしい作品です。
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